《MUMEI》 「疲れたのだ、振る舞う事に──」 「振る舞う‥?」 「私は元々‥大人しくしているのは性に合わん。書の読み書きなどつまらなくて仕方ない──。紫苑は逆に‥書を読んでいる方が好きだ‥だから──入れ替われば互いに好きな事が出来る、と‥」 「───────」 「自由になりたかったのだ、少しの間でいいから──‥自分の好きなようにしてみたかった」 「むむっ‥」 妖月は腕を組み、何かを考えているようだった。 「では二人は──このままがいいのか?」 前へ |次へ |
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