《MUMEI》

 ‥ミドリと雪野さんが、睨み合っていたら。




 先生が割って入ってきて、二人は離れた。




「──────‥」




 ‥どうしよう。




 雪野さんが‥黄羽様の許嫁‥。




『ノコノコ来たのはうづきじゃない』




 こんな事になるなんて‥思ってもみなかった。




 記憶を持っているのは‥生まれ変わりなのは私達だけじゃないんだ。 そう‥分かっていたつもりなんだけど‥。




 まさか‥許嫁が現われるなんて。




「サクヤ、あいつなんかに負けらんないよっ絶対‥」




 私以上に燃えているミドリ。




「よし‥こうなったらハッキリあいつに分からせてやらなきゃ」

「ぇ‥」

「菜畑取られたくないでしょ?」

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