《MUMEI》
命乞い
「いや…助けて……」

「あなたに生きて貰っちゃ、困るんですよ。」

「だ、誰にも言わないからっ!!」

「ん〜。でもね、この前警察があなたに接触してきたでしょう?」

「言われた通り、何も答えるなかったわ!」

「それはそれは!なんて聞き分けの良い人だ!!」

「だ…だからっ!ね?」

「ん〜…どうしますか?ドクター。」


『始末しろ。』


「かしこまりました。
いや〜、残念だったね。」
「ひっ…い、いや…殺さないで…っ!!」

「大丈夫だって。痛みはないよ。な〜んて、俺死んだ事ないからわかんないけどねん♪」


「修二、早くしろ。ドクターを待たせるな!」

「おっと、これは失礼。
じゃ、そろそろお別れだねお姉さん♪」

「や…」

「クスッ…バイバイ。」

「キャァァァァ…」





―ドサッ!!―

前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫