《MUMEI》
命乞い
「いや…助けて……」
「あなたに生きて貰っちゃ、困るんですよ。」
「だ、誰にも言わないからっ!!」
「ん〜。でもね、この前警察があなたに接触してきたでしょう?」
「言われた通り、何も答えるなかったわ!」
「それはそれは!なんて聞き分けの良い人だ!!」
「だ…だからっ!ね?」
「ん〜…どうしますか?ドクター。」
『始末しろ。』
「かしこまりました。
いや〜、残念だったね。」
「ひっ…い、いや…殺さないで…っ!!」
「大丈夫だって。痛みはないよ。な〜んて、俺死んだ事ないからわかんないけどねん♪」
「修二、早くしろ。ドクターを待たせるな!」
「おっと、これは失礼。
じゃ、そろそろお別れだねお姉さん♪」
「や…」
「クスッ…バイバイ。」
「キャァァァァ…」
―ドサッ!!―
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