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《MUMEI》 「気にする事はないのだっ」 「ぃゃ‥」 （気にしているようにしか見えんのだが‥‥‥） 桜が心の内で呟くと。 「桜の姫っ、気にしなくていいのだっ」 「───────」 「ねぇ、僕達もお見舞いに行こうか──」 「ぉぉ‥‥‥それはいい考えだな」 「桜の姫‥？」 「妖月、行ってもいいか？」 「来て‥くれるのかっ‥？」 「だって、狐叉にもお世話になってるし──、妖月‥？」 「嬉しいのだっ‥嬉しいのだぁ‥」 「おい‥嬉しいなら何故泣く‥？」 「ぅぅっ‥嬉し過ぎて泣けてきたのだぁ‥」 前へ |次へ |
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