《MUMEI》

!!


思わず 頬に触れた手を
振り払ってしまった。

彼は 少し 驚いて 私を 見ていた。


取り乱してる‥
心の中を 見られた気がした
こんな
初めて会って する事したら もう会う事もないような 男に――

裸になって 彼のペースに なってしまった。
取り戻さなきゃ


「こんな 裸にして 触れてもくれないなんて。私‥
魅力ないのね‥。」


「そうじゃない!!」

その声の 大きさに びっくりして 彼の顔を 瞳を 見つめてしまった。
すっかり彼のペースだ。


「その‥とても きれいだから 忘れたくなかった。忘れないように 頭に 焼き付けてた。
それと‥‥」


「?」


「抱きたくないんだ。
抱いたら もう 会えない。そうだろ?」

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