《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」




 あの子──黄羽様の付き人だった、って言っていた‥。




 ‥名前‥訊くの忘れちゃったな‥。




『──俺に任せて下さい』




 あの子も‥転校して来るのかな。




「───────」




 色々考えている内に‥家の前まで戻って来てしまっていた。




 ‥部屋に戻ったはいいけど。




 やっぱり寝付けなくて‥‥‥窓を見た時にはもう、朝になってしまっていた。




「はぁ‥‥‥」




 ‥‥‥学校‥行かなきゃ‥。

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