《MUMEI》 「ふぅー楽しかったのだっ」 妖月はそう言うなり、何故か狐叉に抱き付いた。 (‥甘えん坊だな‥) 桜は、そう思ったのだが。 「‥?」 ただ抱き付いている訳ではないらしい。 (もしや‥?) 妖月は、遊びに行って来たのではなかったのだ。 「──ん、桜の姫?」 「やるな、お前──」 「そ‥それ程でもないのだ」 はにかむ妖月。 そんな彼女を見て、桜達は穏やかな笑みを浮かべていた。 前へ |次へ |
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