《MUMEI》

「──花禀様、お待たせ致し‥」

「おっそーい!!」

「‥!?」

「角のケーキ屋さん行くのに何分かかってるのよっ、ていうかもう晩餐の時間よ!?」

「申し訳ございません‥今‥支度を‥」

「いいわよ、出前のピザ頼むから」

「花禀様っ‥!?」





‥それは如何かと‥。





「篠河君──今日は出前でも取ろうか?」

「ご主人様ー!?」





ぁぁ‥僕が晩餐の支度をおろそかにしたばかりにっ‥。





──30分後。





「お待たせしましたー♪」

「ぁ‥どうも‥‥‥」





‥いいのか‥これで‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫