《MUMEI》

‥でも‥。





いつからか僕は見失ってしまっている。





あの光を‥。





「‥‥‥‥‥‥‥」





僕は‥執事になる為の勉強をした訳じゃない。





ただの小学生だった。





『私は執事なんていらないのよ』





花禀様の仰った事は間違っていない。





「──ねぇ」

「‥はい」

「落としたら承知しないわよ‥?」

「はい、畏まり‥‥‥、え‥!?」





落としたら=d?





‥それはもしや‥。





「‥スタンバイいいわね‥?」

「ちょッ‥花禀様っ、お待ち下さッ‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫