《MUMEI》

「──アゲハ君‥」

「ん」

「ちょっと‥いい? 寄りたい所──あるんだけど‥」

「ぁぁ──構わないが」

「じゃあ‥」




 道を折れて、商店街に入る。




 それから、奥に進む。 夕方だけど──結構賑わっている。




「──こっちに来るのは初めてだな──」


「そうなの?」

「ぁぁ‥。‥?」

「ここなんだけど──」




 ──和菓子屋さん。




「ここの桜餅美味しいんだ──」

「和菓子──好きなんだな」

「うん、好き」

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