《MUMEI》 2話 午後のピアノ──午後4時。 「こんにちはお嬢様──如何お過ごしですか?」 「──神山っ♪」 「花禀様っ‥!?」 随分友好的ですね‥。 『私は執事なんていらないのよ、あんたはお父様が勝手に連れて来たんじゃない』 僕の時とは明らかに態度が違う‥。 「神山っ、早くレッスン始めましょ♪」 「はい。──ぁ、まだいたんですね篠河君。もう追い出されていないのかと思っていました」 「‥!?」 そんなにこやかにしながら何と恐ろしい事をッ‥。 「では、始めましょうかお嬢様──」 前へ |次へ |
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