《MUMEI》 「黒手毬と遊ぶのだっ」 「‥な‥」 動揺を隠せない桜。 (こ奴と‥!? というか黒手毬とは何者なのだ‥!?) 「ん、どうしたのだ桜の姫?」 「‥だから‥黒手毬、とは‥」 「妖なのだっ」 「妖‥!?」 思わず身を引く。 (こんな小さいものも妖なのか‥!?) 「‥!?」 ぽてっ、ぽてっ、と自分に向かって来る妖に、桜が硬直した。 (‥何だこの妙に愛らしい仕草は‥) 「というか飛び付くなっ‥」 「おおっ──桜の姫懐かれてるのだ」 前へ |次へ |
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