《MUMEI》 ──帰り道。 ミドリ達と別れてから、私とアゲハ君はまた昔の話をしていた。 話すのに夢中になっていて‥曲がり角を通り過ごしかけた。 「じゃあ──また」 「うん」 「ぁ‥‥‥サクヤ」 「?」 「有り難う」 「ぇ‥?」 「──言いたくなった」 「──ふふっ」 アゲハ君って面白い。 やっぱり楽しいな、アゲハ君と一緒にいると。 昔そうだったのと同じ位──アゲハ君といると楽しい。 ──不思議だ。 大好きな人が側にいるだけで、こんなにも幸せな気分になる。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |