《MUMEI》

 
 
   「その顔」
樹はアラタの顔を覗いた。


「 凄い


   そそる



     誘ってんの?」
アラタは血が逆流するのを覚えた。




「下賎な言葉で

 俺に関わってくるな



この距離を許されるのは

お前が自ら命を絶つ瞬間だけだ」


アラタは樹から隙をついて離れた。

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