《MUMEI》
最強対最強
同週。


日曜。


先にある市内リーグへの不参加を決め、


高総体優勝を目指し練習試合に明け暮れるチームがあった。




















「集合!!」


「はい!!」


「今日の相手は珍しく格上だ。


だからと言って胸を借りてこいとは言わん。


全力で行って勝ってこい!!」


「はい!!」


「よし!!


スタートは奥本、


井川、


広瀬、


桜井、


二ノ宮、


鈴木、


阿久津だ。」


「はい!!」


「使えないヤツはどんどん変えてくからな!!」


「はい!!」


「行って来い!!」


「はい!!」



















「わかってるとは思うが相手は聖龍高校。


全国でも名高い聖龍だ。


高校生だからって舐めてかかるなよ?」


「はい!!」


「…」


「聞いてんのか麻倉!!」


「えっ…
あっ…
すいません…!!」


「お前らこの前の練習会みたいなふざけた内容だったら許さね〜からな!!」


「…は〜い。」




















聖龍高校対秀皇大学。


ここに、


高校界最強対大学界最強の試合が始まろうとしていた…

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