《MUMEI》 「ピー!!」 「お願いします!!」 「お願いします!!」 聖龍高校対秀皇大学。 試合が始まった。 「OK!! まず先取点もらおう!!」 ボールは聖龍。 阿久津がポストに入り、 桜井がパスを回す。 (さっ…て、 さすがにこいつらは厄介だな…。 ディフェンスに穴がない。 栄二を序盤から使うのはマズい。 栄二には前半はディフェンスをかき回してもらおう。 と、 なるとそれまでどうやって点を重ねるか…だ。 監督の話によるとあのキーパーはロングに強いらしい。 試してみたい気もするけど最初っからあの右サイドの速攻にやられるのは勘弁。 ホントかどうかはわかんね〜けど俺より速いらしいからな。 どっちにしても井川じゃキツいだろ。 と、 なるとやっぱ…) サインを出す桜井。 「ポスト上がった!!」 阿久津が桜井とクロス。 「ロング来るぞ!!」 しかし、 桜井はシュートを打たず、 「?」 一瞬の隙を付き、 「よっ!!」 (やべ…!!) 突破。 (俺しかいないっしょ。) 「ナイッシュー!!」 前半40秒。 先取点は聖龍高校。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |