《MUMEI》 「青嵐が──翡翠に‥?」 「うん。綺麗な緑色の石をね──」 「やるな、あいつも」 「二人も──ずっとお互いに好きだったんだね」 「ぁぁ」 「何か凄いな──」 髪飾り。 匂袋。 輝石。 どれも変わらないまま、今も私達の側にある。 私達の気持ちが、変わらないのと同じように──。 前へ |次へ |
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