《MUMEI》

ぁぁ‥危なかった‥。





向こうに座るべきだったかな‥。





いや、でも‥向こうだと気付かれやすいし‥。





「──さて‥」





とにかく‥見張っておくしかないか‥。





万一花禀様の身に何かが起こらない‥とも限らないしな‥。





「──ふぅ──」

「ご満足頂けましたか?」

「うんっ♪」





‥本当に楽しそうだ‥。





「じゃっ、次行きましょ♪」

「はい──」





‥!!





まずい‥もう行くのか‥?





「──またお越し下さいませー♪」

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