《MUMEI》

ぁぁ‥惨めだ‥。





棚の影から花禀様の様子を伺っているしか出来ないなんて‥。





‥何だか僕の方が怪しくないか‥?





「──何をお求めですか?」

「!?」





‥店員さんだ‥。





「宜しければ──」

「ぁ‥‥‥いえっ、大丈夫、です‥」





‥それよりも。





花禀様を見張っ‥‥‥ていたつもりがまた見失った‥!?





「ぁぁぁ‥」

「あの──どうかされたんですか?」

「な‥何でもないですっ‥」





大丈夫だ‥まだ店内にいらっしゃるみたいだし‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫