《MUMEI》

…プルジンスキー教授の手紙…

「…DEAR FUSASHI ……ん? ドント ……… 」
ボクが なぞりながら読んでいると チカが 手紙を取り上げた

「ちょっと見せて… 」
チカは同じ文系出身でも英語は得意にしていた

「…ドント ストップ…………… ん ! ? なんだろ… ? …… 携帯を見ないで …… 愛 す る ヒト には 絶対に 送ら ……ないで ください…… ? ? ねぇ…この手紙 何のことだかワカンナイけど 愛するヒトのTELEPHONE NUMBER… ? 愛するヒトの電話番号や〜メールアドレスには 絶対に打ち込まないで ください…… そのヒトに 必ず 恐ろしいコトが 起こります…… フサシ…必ず約束を守って ください… 。って書いてるけど ………どういう意味 ?? 」

「えっォ…」
ボクは いじくっていた重みのある銀色の携帯驍 すぐにテーブルに置いた

「 そういえば…なんか変な携帯驍ヒ (笑) 」
チカが指先で恐る恐る触る
「…押したら 指先に電流が流れたりして(笑)…… 」

「教授はイタズラ好きなトコがあったからなぁ… 」

二人は プルジンスキー教授の手紙を 全くのジョークと受けとっていた 。

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