《MUMEI》 「もう、お前の中に出すぞ…ゴム付けてねぇからな」 「うぅぅん///」 そんな事どうでもいい…僕、女の子じゃないから妊娠しないし…。 千晶さんが僕のお尻を掴んだかと思うと一気に中が熱くなって、それと同時に僕も自分の出したものが自分の顔に掛かった。 「…んくっ……あぁ…ん///」 (あぁ…面倒くさい…) 自分の顔に出した体液をティッシュで拭いながら、千晶さんがシャワーから出てくるのを待っていた。 ”一緒に入るか?”との申し出を丁重にお断りした。 一緒に入ったら、また…するんでしょう? そんなの面倒だったし、ベッドに横になると眠ってしまいそうだったから、ベッドの上で体育座りをしながらテレビを見ていた。 世間ではもうすぐ連休のようで、ひとしきりテレビの人が騒いでいたので別のチャンネルに回し、静かな海外の景色を延々と写している所に切り替えた。 人が出てない方が落ち着くんだよね。 学校…。 連休が終わったら久しぶりに行ってみようかな。 面倒だけど高校生だから行かなきゃいけないし、授業日数足りなくて単位落とすと進級できないし。 今まで赤点取ったこと無いけど…今回はどうなるんだろ。 でも今は、勉強なんてする気にもなれなかった。 シャワーから千晶さんが戻ってきたので、会話は交わさずに僕はベッドから降りてシャワーへ向かおうとしたら、いきなりバランスを崩して派手にベッドから落ちてしまった。 「痛ッ…いたた…ι」 「だから一緒に入るか、って言ったんだよ」 さっき無理な体勢で腰をガンガン突かれていたせいで、腰が抜けてしまったらしい。 「っるさい…///」 差し伸べてきた千晶さんの手をふりほどくと、壁を伝って歩きながらやっとシャワールームにたどり着いた。 前へ |次へ |
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