《MUMEI》

  
(初めての時と…同じじゃんか…)


その時と同じようにシャワーを浴びて、ちょっと足を開きながら後ろに指を挿れる。

「んくっ///」

初めての時とは違ってそんなに痛くは無かったけど、ヌルヌルとしたものを掻き出す気持ち悪さは同じくらいだった。

「んぁ……んくっ///」

千晶さんのより、よっぽど自分の指の方が気持ちいい…。

ヌルヌルしたものを掻き出していると、また自分のモノが触ってもいないのに反応してきてしまっていた。

(モノ触るより、お尻の方が気持ちいいのか…)

指をさらに深く挿れながら気持ちいいポイントを探し当てると、身体がビクッと反応する。

「あっ…くうぅん///」

(さっきより…よっぽど気持ちいい///)


千晶さんが下手なワケでは無い…。

ただ僕が、千晶さんを愛してないだけ。


ふと、リビングの方を見ると千晶さんが、自分で自分を慰めているガラス張りのシャワールームの中の僕の姿を見つめて、楽しそうにニヤニヤと笑っているのが見えた。

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