《MUMEI》 あれから一週間。 放課後、委員会でいつもより遅くなった私は生徒玄関に急いでいた。 「‥?」 音。 笛の音。 「───────」 その音を聴く内に、私の足は無意識に屋上に向かっていた。 「‥綺麗‥」 少しだけ、扉を開ける。 「‥ぁ」 加藤先輩──。 隣りに立っているのは、ツバキ。 夕陽が照らす中に、二人がいる。 いいなぁ、って思った。 恋人同士、って感じで──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |