《MUMEI》

「──マジでっ?」

「しぃっ‥」

「ゴメンゴメン──」

「喜ばしいですね──」

「ぅゎっ‥ちょっとあんた何でいっつもそうやっていきなり首突っ込んで来る訳‥?」

「いきなりじゃないんだけどなぁ──」

「いきなりじゃん」

「──また喧嘩?」

「だから喧嘩じゃ‥ってツバキ‥? ぇ‥髪型変わった‥ってか思いっ切りバッサリ‥」




 ミドリの言う通り、バキの髪は短くなっていた。 腰まであったのに、今は肩すれすれ。




「何でまたいきなり切っちゃった訳‥?」

「気分転換」

「へ‥?」

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