《MUMEI》 十四章 トワノヤクソクツバキと加藤先輩は、日に日にどんどん仲良くなっていった。 ミドリと碧山君も。 私とアゲハ君は──。 「‥来週‥?」 「ぁぁ‥‥‥」 ‥突然だった。 急に‥アゲハ君がまた転校する事になった。 「いつ‥また会える‥?」 「桜が咲く頃‥」 「‥‥‥そっか‥」 もう、離れ離れになるなんて事はないと思っていた。 ずっと‥一緒にいられるんだと思っていた。 ‥でも。 私は‥安心し過ぎていたのかも知れない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |