《MUMEI》

「───────」

「‥あのっ‥花禀様‥」





もしかして‥縫い付けてらっしゃいます‥?





「はい、出来た♪」

「‥ぇ‥」





早いっ‥。





「ほら、似合うじゃない」

「‥‥‥‥、!!」





尻尾ー!?





やはりですかっ‥!?





「もう行っていいわよ」

「ぇ‥あの‥‥‥これ‥」





本気で付けたまま‥仕事するんですか‥?





というか、何故僕が猫に‥。





こういうのは‥女性の森下さんの方がお似合いなんじゃ‥。





というかこれ凄くフワフワだ──。





って喜んでいいのか‥?

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