《MUMEI》

「──はぁッ‥はー‥」





疲れた‥。





かなり疲れた‥。





「ほらもう1回ッ」

「ま‥‥‥まだやるんですかっ‥!?」

「主人が呼んだらすぐ飛んで来る。これ基本でしょ」

「済みません‥」





確かに‥‥‥花禀様にもしもの事があった時‥1秒の遅れが命取りになり兼ねない‥。





「モタモタしないっ」

「ハイ!!」





──1時間後。





「──────‥」





‥限界だ‥。





もうこれ以上は走れない‥。





「ま、今日はこの辺で勘弁しといてあげるわ。また明日やるから」

「明日もですかっ!?」

「ええ。ていうかこれから毎日やってもらうから」

「‥!!」





花禀様‥僕は持たないかも知れません‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫