《MUMEI》

「ぁ‥済みません‥」

「‥どっか具合でも悪いの?」

「いえっ、大丈夫です‥‥‥、!?」





花禀様の手‥‥‥つ‥冷たいですね‥。





「熱くはないわね‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「どうかした‥?」

「いえっ‥」





今‥一瞬時間が止まっていたような‥。





「──じゃ、私戻ってるから」

「ハイッ‥」





さて‥お昼までには薪割りを終わらせないと‥。





「‥‥‥?」





あれ‥‥‥今日の昼食は何だったっけ‥。





「──ってまずは薪割り‥っ」





急がないとお昼になってしまうっ‥。

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