《MUMEI》 僕‥‥‥ブッ倒れたのか‥。 ‥そういえば‥。 『──篠河ッ!!』 目の前が真っ暗になる直前‥花禀様の声が聞こえたような‥。 「ほんっとバカねあんたって‥」 「‥ぅ‥」 やはりそうなりますよね‥。 「‥どっか痛い‥?」 「ぃぇ、大丈夫です‥」 「‥そ。じゃあちょっと待ってて」 「花禀様‥?」 ‥まさか‥また何か‥。 いや‥もうこれ以上はないよな‥? 猫耳に尻尾に首輪‥‥‥他にはもうないはずだ。 前へ |次へ |
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