《MUMEI》 「──ぇ、マジそれっ‥!?」 「うん」 「よく残ってたね──」 「これが‥黄羽様の‥本当に最後の手紙なんだ」 「ぇ?」 「黄羽様は‥毎日のように文を書いてらした‥。でも‥全て燃やされてしまっていた」 「嘘っ!?」 「本当だよ‥。唯一‥この手紙だけは俺が保管していたんだ。それで‥見つからないようにその書に挟んでおいたんだけど‥」 「──へぇ──。青嵐が取っといたんだ──」 「何話してるの?」 「ぁ、ツバキ──」 「──それ‥」 「黄羽様の手紙」 「──良かった。やっと届いたのね」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |