《MUMEI》

「篠河──ご飯持って来たわよ」

「ぁ‥‥‥ありがとうございます‥花禀様‥」





ぁぁ‥早く開放されたい‥。





「──ね、リボンこっちの方が可愛くない?」

「ぇ‥ええと‥‥‥」

「付け替えてあげる」

「いえっ‥」

「‥何?」

「何でもないです‥っ」





‥何故か‥僕は完璧にペットと化しています‥。





そして‥花禀様のお部屋からは‥1歩たりとも出る事が出来ません‥。





これって‥拷問じゃないですか‥?





ぃゃ、ムチを振るわれる訳ではないんですが‥‥‥繋がれている事に物凄く違和感があるんですよね‥。

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