貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》外れた世界 その9
一一一一混濁の闇に手を染めよ。されば……「力」を統べらん。 「…なら、幾らでも闇に染まってやるさ。このまま死ぬ訳にはいかない一一一一!!」 瞬間、脈動する力が奔流となり躯の中に入り込んで来る。その色は他の何色でも無い一一「黒」 抗わず受け止め、取り込む。支配されるんじゃない。己の「力」で支配すれば良い。かつて己がそうしたように。……ソウシタ一一一ヨウニ一一一一。 カツテ、ソウシタ…ヨウ…ニ。罪ヲ、償ヱ一一一一一一一! 赤い閃光と共に、大気が鳴動を始めた。「…っ!フェリスが残した《封呪》が切れた!?死と妄執が切っ掛けに成ったのか!!」不測の事態に男は焦る。「今、此処で止めなければまた……。」 男は覚悟を決めた。「一一一我が魔導剣、《聖光の騎剣》-ブレイズセイヴァー-よ!」剣が輝きを放ち、周囲を真昼の如く照らす。光を纏う刀身。それはまるで太陽だった。「ヱグザス。永遠に眠るがいい一一一!!」
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