《MUMEI》 「──ほら、起きなさい」 「‥!!」 あれ‥‥‥僕は今まで何を‥? 懐中時計が揺れていて‥‥‥瞼が重くなって‥それから‥。 ‥それからどうなったんだ‥? 寝ていたのか‥? 「まさかほんとに寝ちゃうなんてね──」 「‥ぇ‥」 やはりあれは催眠術ッ‥。 でも何故‥? 何故‥花禀様は僕に催眠術を‥? 「──まだ気付かない?」 「‥『まだ』‥?」 何の事だろう‥。 特には何も変わっていないような気が‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |