《MUMEI》 『……… うん 明日の夜8時くらいには駅に着くと思うんだ …… それからね……この前言ってたでしょ…例の…よくワカンナイ政府の 役人のこと…… またかけてきたのよね…わざわざ北海道まで……うん 教授のことで………事務長出たから内容はよくわからないけど………でね……わたしのこといろいろと聞いてきたみたいなのよね…………ん!?…事務長も今居ませんって気を利かせてくれたけど…………それから…なんか私たちね……変な男二人組に監視されてるみたいなのよね………… うん … 気のせいなら いいけどさ〜 …… フーくん そっちは大丈夫? なんか 変なこととか ない ? ……… ……… うん! わかった ……じゃあ明日ね おやすみなさい (^ε^)-☆Chu!! チカからの電話が切れるとフサシは 机の上にある教授の携帯を 手に取った 《…また気にかかる厄介なコトがひとつ増えてしまった…… 気にかかると言えば バイト仲間のケンイチからも 連絡はなかった…… 》 電話を しても 不在… 留守電になる メールは二度ばかり打ったが 返信は来ない… 《…ケンちゃん……オンナ好きだからなぁ… どうせ どこかの彼女の床(トコ)にでも しけこんでいるんだろうけど…… 》 それまでも 遊び好きなケンイチの 無断欠勤は何度かあったが……二日も音信不通なことはなかった 。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |