《MUMEI》
6話 純白の天使
「──篠河っ、起きてほらっ」

「〜〜〜〜〜〜‥」





‥!?





「花禀様っ!?」





何故乗ってらっしゃるんですか‥!?





「──ほらっ、早く起きなさいったら」

「ゎ、分かりましたから‥降りて下さいっ‥」





大胆過ぎますよ花禀様‥。





「はーっ‥ふー‥」





朝からまさかこんな状況に出くわすとは‥。





「──あ!」

「っ!?」





花禀様‥?





「如何‥‥‥」

「雪降って来た♪」

「雪‥‥‥?」





ぁ‥‥‥本当だ。





「初雪ですね──」

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