《MUMEI》 さっきから‥心臓がドクンドクン物凄い。 ──それだけじゃない。 手が‥‥‥。 「篠河っ、手伝ってったらッ」 「──!!」 そうだった‥すっかり忘れて‥。 「ほら、ちゃんと押してよっ」 「ハイッ‥」 ──何とか、雪だるまが完成した。 「うーん‥何か殺風景ね‥」 「ぇ」 ビックリしていると、花禀様──ご自分のマフラーを雪だるまに‥。 「ちょ‥花禀様‥」 「まだ物足りないわ──。篠河」 「はいっ‥?」 「木炭、持って来て。後ニンジン。‥速攻で」 「畏まりましたっ‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |