《MUMEI》
訓練終了
「頑丈なのが取り柄だからね〜あ、でも一発矢が当たったよ。鎧を貫通したのがあってね〜それより式夜、大丈夫?足首折れたんじゃ無いの?」
「そこまでお見通しですか・・」
む〜と悔しそうな表情を浮かべる式夜。事実、右足の足首は2撃目を放った時に砕けている。
よぃしょ!と掛け声をかけてフルフェイスの兜を外すごま。
「これは・・有効だよな?」
兜を外したごまの頭にほぼ零距離で弓を構えている琴。
顔には悪戯が成功したかのような嬉しそうな笑み。
「ありゃりゃ・・僕の負けきゅ〜〜」
両手を上にあげると面白そうに笑うごま。
「作戦勝ち!」
弓を下ろし、夕凪を拾うと、式夜に手渡す琴。
「ほらよ。」
「すまない。」
治癒魔法を発動させながら受け取る式夜。
「要鍛錬ですね。」
「そうだね。」
夕凪の声に小さく頷く式夜。
「しばらく休憩ね〜」
そういうとごまは大の字に寝そべった。その横では琴も同じように寝ている。
「・・・・・まだまだ強く・・・」
小さく呟き、刀を抱くように座り眼を閉じる式夜。
「そろそろご飯食べに行くよ。」
狩月が素振りを終えたのを見計らって、彩詩が声をかける。
「あ、はい。」
返事をして、剣を鞘へと直す。
彩詩の授業(?)を受け終えた後、修練場前の広場で素振りや、実践訓練をしていた。
「じゃ、ついて来て。」
そう言うと食堂へ向かう彩詩。その後ろに続く狩月。
「でも、驚いた。狩月ってエデン出身でしょ?エデンのヒトってもっと貧弱かと思ってた。」
歩きながら、会話をする彩詩。
「えっと・・俺・・僕の場合は異世界に行くのが解ってたから少し剣術とか習っていたんです。こっちの世界のものに比べれば遊びみたいな感じでしたけど。」
「ふ〜ん。なるほどね。」

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