《MUMEI》 「──‥他に怪我したとこは‥?」 「ぃぇ、大丈夫です──」 「‥そう」 「良かったです──花禀様がご無事で」 「──篠河君、さっき何か変な音──‥!?」 「ぁ、森下さん‥」 「どうしたのその怪我!?」 森下さんの声で、ご主人様と奥様も集まって来られた。 「──何かあったの?」 「済みません‥シャンデリアが‥」 「──怪我人は?」 「ええと‥若干1名‥‥‥ぁ‥花禀様はご無事ですっ、ご心配‥」 「‥何で自分から怪我しようとしたりしたのよバカ‥」 「花禀、篠河君はお前が怪我をしないようにと庇って──」 「お節介なのよッ」 「花禀‥」 「自分が怪我して何が『良かったです』よ!? 全然良くないわよッ‥」 前へ |次へ |
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