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《MUMEI》 「あの‥ですが‥」 「あんたってほんとバカよね‥何も出来ないくせにお節介焼いて‥‥‥」 「僕はただ‥」 「後先何にも考えないで‥‥‥自分がどうなるのかとか‥全然‥」 「花禀様‥何故──」 「知らないわよッ‥」 「‥済みません」 何だか‥怒られてばかりだ。 「あんたは‥私が怪我しなかったから良かったって勝手に思ってる‥‥‥体の怪我はしてないものね‥」 「‥ぇ」 「‥‥‥もういい。さっさと紅茶の支度して。お腹空いた」 「はい‥畏まりました‥」 とにかく‥紅茶とお菓子を‥。 前へ |次へ |
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