《MUMEI》 「それが──説明しにくいのだが‥」 「はい‥」 「術を‥」 「──ぇ」 「ぃゃ、悪気はなかったのだが‥」 「その──術と仰るのは‥」 「ぁぁ‥‥‥ええと‥」 口ごもる桜。 「‥‥‥ぁ‥そうだ‥」 書を取り、広げる。 「これを使って‥」 「陰陽道の‥書‥ですか?」 「‥その中でも‥禁書の類らしくてな‥」 「では‥ずっとお二方は入れ替わって‥?」 「ぁぁ‥入れ替わったのは弥生の終り頃だった」 前へ |次へ |
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