《MUMEI》 「わぁ、立派になったじゃない。篠河君流石ね──」 「‥私が指示したの」 「はい──花禀様のお陰です」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「花禀様?」 「‥クッキーもらってくから」 「‥ぇ」 全部ですか‥!? 「ぁ‥‥‥ごめんなさい篠河君──」 「いえ──作るのはそんなに大変じゃないですから」 「──ありがとう」 「ぇ──」 「篠河君がいてくれて良かった。あの子──篠河君が来るまでほとんど感情出さなかったのよ──」 「‥奥様‥?」 「笑う事も、泣く事も‥怒る事も──ほとんどしなかった。人形みたいだった──」 前へ |次へ |
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