《MUMEI》 ──夜11時。 「はぁ‥」 眠れない。 何だか落ち着かなくて廊下を歩いていたら‥花禀様のお部屋の前に来てしまった。 もう‥寝てらっしゃるかな。 「───────」 扉の取っ手に手をかける。 「‥‥‥花禀様──」 ──寝てらっしゃる。 「ぁ‥‥‥」 天使だ──。 「ん〜‥」 「‥!?」 起き‥‥‥ていないよな‥? 「──バカ‥」 「‥ぇ」 ‥バカ‥。 でも嫌じゃないな──。 花禀様が、天使の笑顔をしてらっしゃるから──。 前へ |次へ |
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