《MUMEI》 「──はぁ‥」 神山さんに笑われた‥。 『メイドでも通用しそうですね』 僕は‥メイドじゃありません。 これでも執事なんです‥。 男なんです‥。 「ほら篠河っ、みんなに紅茶っ」 「ハイ‥」 「何抜け殻みたいになってんのよ」 「‥僕‥男なんですよね‥?」 「どっちかっていうと属性乙女ね」 「‥!!」 せめて嘘でもいいから頷いて頂きたかった‥。 というか属性が乙女って‥。 「‥‥‥ぁ」 「何? ──ちょっとッ、サボる気あんたっ!?」 「済みませんっ、すぐ戻ります!!」 前へ |次へ |
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