《MUMEI》 ドタドタと激しい音が聞こえ、 勢いよく扉が開いた。 と、同時に、 「サーセン、遅れやした!」 そう言って俺の真向かいに慌ただしく座る。 そしてそいつと目が合った瞬間、 本気でしまった、と思った。 案の定そいつは、 「あーーっ!!」 雄叫びを上げて立ち上がった。 「お前昼間の!」 何でこうなっちゃうかな。 俺の真向かいに座ったそいつは、 今日会った、 黒髪に赤のメッシュが入ったおにぎり野郎だった。 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |