《MUMEI》 その後、桜は妖月と蹴毬を始め、紫苑は草子を読み始めた。 ‥だが。 「あわわっ‥紫苑の君っ、危ないのだぁーっ」 妖月が蹴った玉が、紫苑に向かって飛んで行く。 「‥!!」 避けられない、と紫苑が思ったその時だった。 「‥?」 ──風。 いや──七尾だった。 「──‥妖月‥」 「ご‥ごめん‥なのだ」 妖月が謝るが、狐叉は表情を変えない。 「狐叉、僕は大丈夫だから──」 前へ |次へ |
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