《MUMEI》

『なッ‥何よこれっ、パンケーキ黒焦げじゃないっ』




──沢山叱られた。





『んー‥まぁまぁね──。悪くはないわ』





──たまに、褒めて頂いた。





『ふふっ、可愛い』





──無理矢理猫耳を付けられたりもした。





『血出てるわよバカッ』




──心配もして頂いた。





『私と踊りなさい』





──僕と、踊って下さった。





「───────」





楽しかったな。





大変だったけど──苦戦するばかりだったけど‥楽しかった。





幸せだった──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫