《MUMEI》
プロローグ
それは砂の上に描かれた未来予想図。
あの時まで当然のようにあった未来は、寄せては返す波にかき消されて形を失った。


そして、この想いはあなたの中に何も残さないのですね。
波が引いたあとの砂浜のように、初めから存在していなくなるのです。
そうして私は消えていくのです。


私の想いは・・・。

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