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《MUMEI》 「ワォ、ニンジャドア！」 「押入れだよ」 ふすまを開けて布団を出させると、初めて見たというような顔をして布団をボンボン叩いていた。 「やめろ、ナイン（ダメ）埃がたつだろ」 「おう…ソーリィ、ですけれども…ソフトリィー♪」 この犬みたいな奴はよっぽど布団が気に入ったのか、その上に寝っ転がって嬉しそうにはしゃいでいた。 「風呂入ってくるから大人しくしてろよ」 「ん…ワッツァーユードゥーイングヒア///（キミ、ココで何してるの）」 ウチの部屋の風呂には脱衣場が狭くほぼ無い状態なので、かさばる上に着ていたものをあらかじめ脱いでおくのがクセになっていたので、シャツに手をかけて脱ぎそうになっていた。 「あぁ、ゴメン…部屋が狭いんだ」 そう言うと寝室と玄関キッチンの間の扉を閉めて服を脱いでった。 前へ |次へ |
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