《MUMEI》

でも‥そわそわしてしまって‥なかなか身が入らない。





遊園地か‥。





何だか‥どんどん僕だけ取り残されているような気がする‥。





僕だって花禀様の事が好きなのに──‥。





「──何突っ立ってんの?」

「‥‥‥ぇ」





って花禀様ッ!!





「‥何なのよほんとに‥」

「ぃゃ、その‥‥‥」





だんだん分からなくなってきました‥。





「ぁ、そうだ‥土曜日私出かけるから」

「神山さんと‥ですか?」

「そうだけど?」

「‥そうですよね‥」





苦笑するしかない‥。

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