《MUMEI》 知佳子はキツネにでも取付かれた様な顔をして ポカ〜ンとしている 「…アレ……おかしいなぁ…… 本当だよチカちゃん! …確かにあの時は履歴があったんだォ!…… 」 フサシは教授の携帯をアチコチといじりながら…気持ちは焦っていた… 「そうだ !! 今 見せてやるよ …… 」 フサシはそう言うと……教授の携帯に 自分の携帯番号を 打ち始めた…… 「 080 ー ××××ー×××× ! ……………………………………………… 」 しばらくすると フサシの携帯が 鳴りはじめた ! 「ほら !…ちゃんと繋がるだろ ! 」 そして教授の携帯を切ると… 机の上に置かれてあった 確かに着信表示のあるフサシの携帯を…知佳子が取り上げて開いた…………… 前へ |次へ |
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